転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1293495441


 

13:がぶ ◆HsptrkZmYk :2011/08/29(月) 00:56:24.56 ID:lFPESDbx0
呪われた日本刀
10年くらい前に、祖父の家で開かずの間(みたいなもの)を見つけたんだが、その時の体験。 

俺が高2の時に、祖母ちゃんを早くに亡くし、1人でデカイ家に住んでたじいちゃんがとうとう死んだ。 
祖父ちゃんは、戦前から鉄工所を営み、その鉄工所はこの町一番の規模で有名だった。 
天皇陛下に瑞宝章を賜った、町の有名人。 

住んでる家も、木造だがかなりデカく、俺等 孫はよく遊びに行ってた。 
祖父ちゃんの49日が住んで、祖父ちゃんの書斎を整理する事になり、親戚一同が集まった。 
男手も必要だということで、俺も参加させられた。 

書斎の本棚には、鉄鋼関係の古い専門書やアルバム、釣りの本でぎっしり。 
それらを本棚から出し、一ヶ所に集め、親戚の叔母さん達が何やら振り分けてる。 

今度はその巨大な本棚を、男連中(伯父さん達や俺)が屋外に出すということで、
5人がかりで動かしたんだが、その本棚の裏に小さな引き戸があった。 


14: がぶ ◆HsptrkZmYk :2011/08/29(月) 01:14:19.81 ID:lFPESDbx0
続き。 

その引き戸は、横1m×縦1m30cmくらいで、取っ手がどこにもなかった。 
その引き戸、親戚みんな初めて知ってみたいでザワザワしてたんだが、
伯父の一人が「開けよう」と言い出した。 

みんな気味悪く思ってたけど、伯父は興奮した様子で「あの親父が、何かお宝隠してたのかな? 何か出てきたら鑑定団に出してみようw」とか言いながら、隙間にL字型の金属の定規を差し込み、無理やりこじ開けた。 

みんなが固唾を飲んで覗いたら、そこには日本刀が1本祀られてた。 

無造作に置かれた感じじゃなく、台に刺さった鹿の角に飾られて、
台の前には白い徳利のようなもの2つとボロ布が敷かれて、まさに「祀ってある」感じだった。 

その日本刀だが、カビか何かで黒く汚れた御札(だと思う)が3枚、鞘に巻きつけるように貼られてたんだ。 

余りのカビ臭さと気味悪さで、みんな「そのままにして閉めよう。」と言ってたんだが、
引き戸を開けた伯父は「お宝かも知れん!」とテンションが上がったようで、
日本刀を手にして鞘から抜こうとしたんだが、いくら引っ張っても抜けない。 

伯父はすっかり興ざめして、また引き戸の中の鹿の角の上に乗せたんだが、
叔母の一人が「御札が貼ってあるものだし、この際 寺に納めよう。」みたいな事を言い出し、みんな納得した。 


15: がぶ ◆HsptrkZmYk :2011/08/29(月) 01:24:06.13 ID:lFPESDbx0
続き。 

その寺とは、隣町にある高名な寺で、親戚は後日その日本刀を持っていく事にして、書斎の整理を続けた。 

それから数日後、親戚一同で寺に向かう。 
(俺は学校。) 

家を出たのは昼前だったらしい。 
それまで快晴だったのだが、寺に向かおうと車を出すとすぐに大雨が降ってきたという。
(俺の高校は他市だったので、快晴のまま。) 

寺に着いたのは昼12:30だったと父が言っていたが、時同じくして、ある「不幸な出来事」があった。 
祖父ちゃんの鉄工所(←伯父の一人が継いだ)で従業員2人が死んだんだ。 


16: がぶ ◆HsptrkZmYk :2011/08/29(月) 01:36:47.95 ID:lFPESDbx0
続き。 

鉄工所は、戦前に建てられたもので、建物に結構ガタがきてて、
一部建て直したり補修したりしてたんだが、雨漏りは一度もしたことがなかったそうだ。 

それが、突然の大雨で雨漏りしだした。 
しかも、高価で歴史的価値もある機械の真上だったそうで、社長(伯父)不在の従業員達は
濡らすまいと奮闘してたんだが、2人の従業員が「屋根を修理してくる」と、
他の従業員の反対を押し切って屋根に上っていったんだそうだ。 

屋根は高く、学校の校舎の3階くらいの高さ。 
他の従業員の心配通り、2人は足を滑らせて落下。 
1人は即死だったそうだ。 
時間は昼12:30。 

そして話は隣町の某寺に戻るが、鉄工所でそんな事故があってるとは
知らない親戚達が車から降りると、寺のお坊さんが険しい顔で立ってたらしい。 


18: がぶ ◆HsptrkZmYk :2011/08/29(月) 01:54:29.31 ID:lFPESDbx0
続き。 

お坊さんは「何を持ってきた?! すぐに出しなさい!!」と言い放ち、 
日本刀を手に取った途端に本堂に走って行ったそうだ。 

親戚一同、唖然。 
そしてお坊さんの奥さんに、本堂の横の部屋に通され、しばらく待たされた。 

しばらくして現れたお坊さんは、「あれは、良い意味でも悪い意味でも大変な力を持った刀。  
お祖父さんがどういう経緯でアレを入手したのか知らないが、下手に動かしたり近付いたりしない方がいい。  
あれはうちの寺で引き取りましょう。」と言い、親戚達は頷くしかなかったらしい。 

そして、親戚一同は伯父の家に帰ったんだが、鉄工所の事故を知り、てんやわんやの大騒ぎだったそうだ。 

それからその鉄工所は、死んだ2人の従業員の幽霊が出るということもなかったんだが、
不景気の影響で、2年後に閉鎖・廃業。 

こじつけかも知れんが、俺も両親も親戚も、あの日本刀が関係してるんじゃないかと今でも思ってる。 

以上、全て実話です。 
長文・駄文すいません。