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【石じじいの話】山中で大きな遺跡を見つけた。たくさんの石器や土器を発見し、「これは貴重なものだ」と直感したじじいは回収して先生に見せたのだが…



616: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/08/23(火) 07:31:44.68 ID:oZiaqWPL0
石じじいの話です。 

石じじいは、山中で大きな遺跡を見つけたことがあるそうです。それはそれで、 
まああることなのですが、後味が悪かったと。山の沢を登って行ってかなり上の方 
まで行ったとき、沢沿いの崖の下に、丸い石が落ちていたのを発見したそうです 
。じじいは、沢を登っていても注意深く石をみているので発見できたのでしょう。 
その石は、人工的なもので石臼のように見えたそうです。そこらあたりを見渡して 
みると、磨いた石斧のようなものもあります。崖の上に何か遺跡のようなものが 
あるのでは?とじじいは気づいて、その崖を回り込んで登りました。そこは枯葉に 
地面が覆われていたが、それを広い範囲にとりのぞいていくと、そこかしこに石斧 
や石器が露出したそうです。もう地面に顔をだしている土器もありました。土器は、 
かけらがほとんどでしたが、保存の良いものがあり、かなり大きなものもあり 
ました。石でできた長い棒のようなものもあったそうです。それらの遺物は、 
かなり広い範囲に散らばっていて一部は林の中に続いていました。遺跡の上にあと 
から樹木が生い茂ったのでしょう。珍しい!自分の発見に気をよくしたじじいは、 
どんどん下草や枯れ草をはがしていきました。遺物は次々にみつかったそうです。 
「これは貴重なものだ」と直感したじじいは、幾つかの石器や土器のかけらを 
拾って、石探索を続けました。(じじいは、朝鮮に住んでいたころに、そこの遺跡 
や古墳の発掘に立ち会ったことがあるので、その重要性を認識できたのでしょう。) 
(つづく) 

617: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/08/23(火) 07:33:40.32 ID:oZiaqWPL0
>>616 
(つづき) 
数日後、その遺物を学校の先生に見せたそうですが、先生はいたく興味をもって、 
次の日曜日に一緒にその山に出かけました。石器群があいかわらずそこにあり 
ました。先生は興奮して、あちこちを掘り始めました。じじいは、「おいおい、 
そがいにかってにほって、だいじょうぶなんかな?」と思ったそうですが、先生 
だったので口出しをしないで放っておきました。彼の掘り出した石器や土器は、 
山のようにいっぱいになりましたが、ひときわ大きな土器を見つけて(ほぼ完品に 
近いものだったと)彼は狂喜しました。中には、土が詰まっていましたが、それを 
取り除いてみると、円い陶板のようなものがでてきて、それには両面に「顔」が 
造形されていたそうです。どちらも、かなり写実的でしたが変なふうにゆがんでい 
て気味わるく感じました(じじいの直感ですね)。先生は、それを大事そうに新聞 
紙に包んで持ち帰ったそうです。その遺跡は、いくら掘っても住居跡のようなもの 
は出てこず、遺物のみが大量に産出したとのこと。じじいは先生に、「あれはだい 
じなもんやけん、教育員会にゆわんといけんのやないかな?」と助言をしたのです 
が、その先生は、聞く耳を持たず、日曜日ごとにその山にいって発掘(盗掘)を続 
けたそうです。じじいは、最初の数回は、彼に同行しましたが、そのうち、 
そのような行為が嫌になって、行かなくなり、ほったくっていたそうです。さらに 
数ヶ月がたって、その先生に会いましたが、彼は、以前見つけた人面焼き物をもう 
一つ見つけたと、うれしそうに、じじいに話しました。じじいは、やんわりと 
「もう、ほるんはやめたほうがええやないかなぁ?」諭しましたが、「ほっても 
ほってもまだまだ出るけんねぇ。まだやめんよ」ということで処置無し。 
(つづく) 

618: 本当にあった怖い名無し@ \(^o^)/ 2016/08/23(火) 07:36:02.37 ID:oZiaqWPL0
>>617 
(つづき) 
その冬のある日、雪がちらつく日に、その先生は、山にでかけてそのまま帰って 
きませんでした。彼の家族は大騒ぎになりましたが、じじいは、どこに出かけたか 
知っているので、それを話そうかどうするか迷ったそうです。もし、喋ると、先生 
の盗掘の共犯者として非難されることを恐れたのです。しかし、それは、いらぬ 
しんぱいでした。先生の屍体がすぐに見つかったのです。山に薪を取りに行った人 
が里の近くの山道の脇に倒れている彼を見つけたのです。彼は、手に小さな黒い鏃 
を握りしめていたそうです。他に遺物はみつからなかったようです。不思議なこと 
に、先生の屍体は、真っ黒に変色してミイラのように乾いていました。2日ほどで 
そのような変化をするものではないので、みな不思議がり恐怖したそうです。先生 
の自宅から盗掘した石器や土器(人面土器も)は見つからなかったようです。話題 
にもなりませんでしたから。そもそも、彼が、どんなものをその「遺跡」から掘り 
出していたのか?もよくわからなかったのです。秘密にしていたので。 

「あの時は、こわかったい。のろいでもないやろうけど、次はわしかもしれんおも 
うて、こおうてのう。夜もようねれんかったで。けっきょく、だいじょうぶやった 
やんけどな」 

##エジプトの遺跡を発掘した人たちが次々に死亡して、ツタンカーメンの呪い 
だと騒がれたことがあります。あれは、実は、死亡時期に大きなズレがあるし、 
死亡しても不思議でないほどの高齢の人も多く、そのような呪いはなかった:と 
今では言われているそうです。